Telefunken u73b DIY in 2U Rack #1

Telefunken u73b

Telefunken u73b DIYの試作機が完成したので次はそのまま2Uに作り直します

今回は丸メーターを使用。上記写真には載ってないですがプリバイパススイッチも付ける予定です(EF86の代わりにゲルマや3415とかも面白そうです、本当にそんな人がいるのかは不明)

コピー元実機があると作業は早く進みます。出来るだけグループに分け配置していきます。

後半のメイクアップゲイン部分から搭載開始。ラックに積むと非常に配線確認が難しい為、ユニットごとに配線しかなりの回数の確認を繰り返してからラックに搭載します。

取り敢えず本日はu73bアンプ本体の配置まで終了。検波部分6BL8とトランスとプリのEF86とインプットが配置の残りです。

検波トランス接続部分ですが上記が正解でこの組み合わせだと100kポッドでの検波量バランス調整時のジャーキングが起こりにくいです。起こり難いというだけでやはり上手く動くスポット探さなければいけない為調整は時間が掛かります。間違って触らない様に内部へ格納します。

検波管の下の10kと6DJ8カソードスイッチ横の10kポッド、プレートのフィードバック、でコンプとリミッター(とドライでアンプだけ通した音)のゲインレベルを根気よくマッチングする事が必要です。と同時にプレートのフィードバックはプレゼンスも弄ってしまうので触ると音質が激変しますのでVariMU管直後のR40で全体のトーンを調整する事が必要となります。と同時にR40はVariMU管のゲイン調整も担っている為、変更後また 100kポッドで検波量バランスを調整する事になります。

上記2段落分の調整を3,4周すると丁度良い感じの場所に落ち着きますので、もし自作しようとする方には作った後もかなり気長に調整が必要ですとだけお伝え出来ます。その丁度良い感じですが、低域と500、600辺りのエグみが効いた広がり少なめのなまなましさ艷と高域特化(R40の値が5kから10kなど)の1.5Kから3k辺りまでの音が見つかりました。R40の切り替え式はB+が通るのでちょっと躊躇します、ので使いやすさから前者を選択。前者の場合はR40 は2.2kとなりました。確かに他には無い変な地味な色気のある有機的な音です。

その後、調整の末にR40 は結局3.7kに落ち着きます。NFBの使用可能な範囲(1-3辺り)を鑑みると妥当ではないかと思います。

リリースは好みですがアタックが早い為感覚的には1176に近い感じで親しみやすい設定出来るのではないかと思います。べったりリリースが戻って来ない設定は5secから10secでやりすぎると視覚的には波形はエラい事にも出来ますが意外に聴覚では自然です(やり過ぎれば直ぐにバレますが。後は息継ぎはまあゲート処理で。)音源に依ってはリリースが長いと突然ツマラナイ音になるものもありますので注意が必要です。その場合は短いとキレも良くなりマッチングしたりもします。

高域特化の設定にしてリリース早めだとかなり攻撃的な音になりますがまあそれはプラグインで簡単に出来るので自分は中域で。

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