LA2A 自作

LA-2A 自作 (LA2A)

質問がきました:”LA2A欲しいのですがどれ買えば良いのですか?”
考察後LA2Aを自作する事にしました

考察
UAのリプロは60万円、多分オリジナルに忠実っぽい、が高い
UA以外にも各社がLA2A風の音の出るアンプを作っている状態で
が各社にて細かい点でアレンジされている状態
(なので微妙に求める音と違っていたり小さい音が滲んでいたり。。。)

元の設計図で作成がそれほど難しいものではないはずなのに
そのものズバリがUAのリプロ以外無い状態に見える
そしてUAのは高い


なのでLA2A設計図通りに作ります

オリジナルとの変更点は出音に影響ない所
ハムノイズ除去の為直流点火、VUメーターでは無くリダクションメーター採用
いつもの様に電源ユニットは別箱にします

採用するMODも出音に影響ないもの(が使い易い様にする)
インプットPAD-> 
入力トランスの昇圧が高いので入力直後にPADを付けてトランスで歪みにくくする
アウトプットPAD-> 
出力が大きい為ADDA再入力時が面倒、STALEVEL的なPADをつける
残りはオリジナルに準じる図面で作ります

パーツ選び
光学式のT4ユニットとインプットトランス
T4ユニットは自作ではなくIGSのものを使用、前回も使用して音は確認済み
UREIの交換用も入手可能で前回比較しましたがほぼ同じ音でIGSがほんの少しだけ明るい
https://utmindustry.com/t4bx
ちょっと値がはりますが自作の手間を考えるとコレが正解かと思います
自作出来なくもないですがマッチングのフォトカプラと抵抗が結構面倒
(本当に面倒なのでT4ユニット自作は止めた方が良いです)

入力トランスはUTMのもの、UTMはIGSのIgorが個人で作成販売しているパーツ
なかなか上質で良い音の正しい値のモノで少し安いです
https://utmindustry.com/utm2510/7
こちらは初めて使うので入手して試してみます


テストして思ったのが明るく広い音でなかなか良いし近い音
明るい音を暗くは簡単に出来ますが逆は難しいのでこれは良い音
手持ちのオリジナルUTC A11とくらべても近い音で採用します
トランスの音サンプル
https://soundcloud.com/shoonbassjp/mixdown-utm60050k-trans

コンデンサはJupiterの黄色、この選択にはそれ程こだわりはなく
前回使った際に色々と試してこれが良かったので採用

残り作業は何度も作って勝手知ったるLA2Aなので省略
普通にアンプ作成作業してノイズも煙も無く完成します

音は広い、明るい、デカい、詳細。LA2Aの音です
現行のパーツを使って長年使って慣れ親しんだあのLA2Aの音が出ました

大きい音も小さい音も詳細で明るい、そして自然な音
押さなくても詳細、押すと近づいてくる
LA2Aの音です

普通に設計図通りに作っているので結果は当たり前の様に思えますが
設計図通りのリプロというのが意外となかなか見つからないのが問題です

普通に作れば非常に良いアンプです

LA2Aはコンプを掛けずに使う事も多いです
今回のMODを付けた事に因って下記が簡単に設定出来ます

押さずに詳細な音モード
1.インプットPADを-10に設定、アウトプットPADを最小に設定
2.リダクションを最小に設定
3.DAWの送り量とゲインを設定

この時に出来るだけ送り量は最低限で本体ゲインノブが上がる様に調整すると
アンプの倍音増幅の恩赦を多く受けれるので音だけ詳細な音になります
リダクションはゼロなので距離感は変わらないです
良く使います

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