LA2A 自作

LA-2A 自作 (LA2A)

質問がきました:”LA2A欲しいのですがどれ買えば良いのですか?”
考察後LA2Aを自作する事にしました

考察
UAのリプロは60万円、多分オリジナルに忠実っぽい、が高い
UA以外にも各社がLA2A風の音の出るアンプを作っている状態で
が各社にて細かい点でアレンジされている状態
(なので微妙に求める音と違っていたり小さい音が滲んでいたり。。。)

元の設計図で作成がそれほど難しいものではないはずなのに
そのものズバリがUAのリプロ以外無い状態に見える
(多分パテントの問題で回路図そのままが作れないと思われる)
そしてUAのは高い


なのでLA2A設計図通りに作ります

オリジナルとの変更点は出音に影響ない所
VUメーターでは無くリダクションメーター採用
いつもの様に電源ユニットは別箱にします

残り作業は何度も作って勝手知ったるLA2Aなので省略
普通にアンプ作成作業してノイズも煙も無く完成します

音は広い、明るい、デカい、詳細。LA2Aの音です
現行のパーツを使って長年使って慣れ親しんだあのLA2Aの音が出ました

大きい音も小さい音も詳細で明るい、そして自然な音
押さなくても詳細、押すと近づいてくる
LA2Aの音です

普通に設計図通りに作っているので結果は当たり前の様に思えますが
コストや色々のせいで設計図通りのリプロが意外と見つからないのが現状です

普通に作れば非常に良いアンプです

■設定方法

LA2Aは機構としてシグナルアンプ部とリダクションアンプ部が別れていて175等のVariMUとは動きが違った感じで設定するので難しそうですが実は慣れれば簡単にできます。Telefunken u73bも同じ感じで調整します

まずリダクションは0でゲインをDAWイン・アウトに合わせます

リダクションをメーターの針が揺れ始めるところまでいっきにぐいっと上げます

波形はクシュクシュになりますがその後ゲインをちょっと上げると戻るので気にせずに針だけ見ます

その後ゲインとリダクションを交互に、ゲインをちょい上げ、リダクションをちょい上げしつつ波形を見つつリ出音を確認し、アタック感やリリースの感じ、リダクションされ出てくる部分や引っ込む部分、全体的な倍音変化、アンプに通しました感が気にいるところまで両ノブを各自上げていきます。DAWのインが赤くなってしまう場合はOUTPUTのPADを効かせます

波形の太ってほしいところが太って、出音の出てきてほしいところが出てきたら終了です
(上が加工後、下がソース)

特定周波数帯が気になる場合はLA2Aへの送りトラックにプレEQを掛ける方が録った後から上げ下げするより使い勝手が良いです(プレEQは逆なのでEQで上げた部分が叩かれて結果出音が下がります)

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