GE BA-5A Compressor 1954 – DIY

GE BA-5A 自作

GE BA-5A Compressor 1954 – DIYの考察のまとめ

コストや見た目は脇に置いておいて、なぜ今更これ程特殊なBA5Aを作成したいのかというと使いやすさという点においてデザインが理にかなっており非常に好感が湧くからです

特にプリ部とコントロール部とバイアス作成部が分離している点は好きです。
この分離のパターンのコンプはu73bやFC670でも見られます。

特にデザインで気に入っている点は、プリとコントロール部が内部接続なのに600で接続されている点。同時に入力(DAWからの)からコンプ本体へFEEDされるゲインが適切であるかを知る為に、分離されたプリ部の最後にVUやバイパスがついており確認が簡単な点。この2点はu73bクローンで一番時間が掛かった部分がEF86プリ部分選択とそのデザインだった事を考えると心が非常に楽になります。

そのほかにもわざわざレイテンシーを発生させ、バイアス反映部分を丸ごと遅らせる事に因り相対的にアタックを早めるという目からウロコなアイデア、天才的です。

過去の天才のデザインを堪能しつつ具体的な作成を考え始めます。

いつもの如く畳重可能なシングルトランスで600出しは現在では皆無なので(一応秋葉原ゼネラルトランスでは巻いてくれますのでオリジナル通りも可能っちゃ可能ですが。。。)シングルのプリ部アウトプットトランスの選定とその付近のデザインを考えなければいけません。同時にシングル部はフェンダーの様な2次から回り込むプレゼンス形式NFBとなっている為そこも注意が必要です。がしかし手間を考えてもパーツ価格と出てくる音を考えてもコンデンサ接続にし試行錯誤するのが理に叶っているかと思えます。

リアクターのモデルは REACTOR M-7471919 Thordarson 50263で18mH となっており、それと0.05ufで位相逆転されています。


この部分の目的は2つ、HOT COLDのバランス調整とドライと相対的にアタックを縮める為のレイテンシーの作成となります

作成の流れとしては
6J7 > 6F6 良い音のシングルアンプを作成
上記アンプ+リアクターモドキでVUとレイテンシーを測る
コントロール部を含むアンプB+部分を作成
DAW環境でのアッテネーターなどハードでのゲイン調整方法決定
リアクターモドキのレイテンシー調整

この時点でコントロール部、6J5のアイドル時のバイアスと挙動は測定出来る為
それに合わせ必要分のB-バイアスコントロール部を作成し調整

ハード的にはアンプB+部分、B-部分を別途作成し後に結合、4Uでメーター2つが本体。上記写真の真ん中ユニットだけの見た目になるかと思います。


下記配線図の上側がB+アンプ部分、下側がB-アンプ部分となります

電源部もB+B-と別途作成し2つの電源を1ユニットとして箱に格納(電源ユニットのラック化にはあまり必要性を感じません)GNDをコモンとして共有出来ていればそれ程難しくはないかと思います。

入手不可や高価格の真空管も無く、コストもかなり抑える事が可能かと思います。

希望から妄想、そして具体的な計画まで徐々に進みます。

作って測れば良くない?という点や考察して作成しかないしれないと思える点が多ければ多い程作成したくなります。それでも食べていかなければいけないので、多分作成は今年後半から完成は2021年初頭を予測してます。まあ20万前金貰えたら前倒しも出来るのですが。。。一握の砂笑。。。

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