Fairchild 660 DIY #3

Fairchild 660 自作

Fairchild 660 DIYの続きです
先日までは五極管6BJ6を2本使用しテストしていましたが音は良いのですがイマイチゲインが足らない為6n3pの並行2段へ変更します。6n3pはロシア中国で良く使われている管で、この頃はよくDACで見かけます。大量に生産されている為安価ですが音は結構良いです。いくつかレベルが有るようですが今回使ってみた6n3p-Eとその選別管6n3p-EVが良いようです。自分は6n3p-Eを試してみましたがもうこれで良いのではないかと感じる程完成されている音でした。

ピンアサインが通常のVariMU管とは違うので変更が必要です。穴も7ピンだったので大きくしますが作業自体は簡単に終わります、そして点火し残りの配線も終了します。兎に角660シグナル部は真空管2本だけなので配線は非常に楽です

オリジナルの配線は下記、基本はこのままでプレートへの数値を変更します。今の時点ではバランス回路はつけず後で考えます。同時にプレートの微調整用の切り替えスイッチ部分も今は省略。FC660の増幅部はインプットから平行2段でアウトプットという非常にシンプルなアンプです。

オリジナルの6386には200v以上掛かっていますが6n3pの場合は100V程に変更します。データは以下にありますがシンプルな為テストして音を聞きながらロードを決定しても良いかと思います。あとはゲインリダクションをする、コントロール部にどれだけ分けるかその後VariMUにてどれだけ下げれるかなので今は適当に決めておいて都度都度調整が良いアプローチだと思います

現状にても音はかなり自然で6BC8 と比べると圧倒的にノイズも少なくきれいな音、びっくりです。プレートロードもコンサバに決めましたがゲインも十分あり一応コントロール部へのトランスを接続しても分けても十分に賄う事が出来ます。

660(670)はフィードバック方式ですが出力とは別にコントロール部でリダクションに必要なゲインを稼ぎます。要するに下記の図の左側でシグナルを増幅し右の部分でゲインリダクションに必要なマイナスの為のゲインを別途作成します。

乱暴に云うと右側の12ax7> 12bh7 >6973の部分はシグナルの音質には関係ありません。660/670の肝は左側のシグナルアンプ部です。本来の使用方法はマスタリングを終えた十分膨らまさせたソース音源をレコードのカッティング機へ取り込む為に使用されるもので制限増幅器程のゲイン増幅も必要ありません。逆に最終的なゲインリダクションとその他のレコードの溝(VERT/HORI)の調整をするのに必要なゲイン分があればあれば良いというスタンスで設計されています。がそのゲイン分が今のDTM事情でのゲインレンジに丁度良い感じでマッチングしているので逆に評価されているのだと思います

研究して作り始めるまでイマイチどのサイトや製品レビューを見てもFC660/670 がどう凄いのかを説明している文章が見つからずイライラとさせられましたがここまで来るとどう凄いのかが分かります。シンプルで色を足さず必要最低限の増幅をする効率的なパラPPで増幅して、リダクションに必要なゲインは別途作成するという素晴らしい設計です。無駄な(倍音)増幅はしないという意思が素晴らしく思えます

下記は6n3p増幅だけの音です、シンプルで力強い音です。非常に好感が持てます

次はコントロール部の配線と設定を行います

u73bなども同じですがこの機は何に優れていて何が他と比べ凄いのか理解しないと自分は使いこなす事は出来ないタチです。自分はこのトラックの音をこういう音にしたがっている、その為にはこの機のあの特色を活かすべきだと理解してやっとパッチ出来る人間なのでここまで作ってやっとスッキリしました。

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