Telefunken V76 クローン 自作考察 その2
V76 自作考察 https://ameblo.jp/shokomiya/entry-12407670963.html その後追加で発見した部分など
https://groupdiy.com/index.php
CJ がv76の解説をしています
まず3段目に入る部分のインダクターコイルですが
このフィルターが部分が何をする為かはネットで検索すると出てきます
要するに上と下をバッサリ切って放送用のコンプがかかりやすい音にする部分。GEなどの局用増幅器などにも同じ様なフィルターがあるアンプがあります
次に難しくないところから2段目のプレートチョーク
2段目のプレートチョークですが
SOWTERのリプレイスメントのスペックは
400 mH approx. 3.6 mA DCR = 18K Ohms approx
ちなみに50KトランスのDCRは約3.2K
ココらへんから逆算して近いものを探すのも試しましたが断念
正直に言うとB+の元供給値が違うのでSOWTERも使えません
(B+350Vに電源ユニット固定する場合使用可能ですが。。。)
まあよく考えて見ると通常のDCからACのCR接続なので
3.6mAの175V をプレートに供給できるインダクタンスでOK
B+を調整した方が早いのではないかと思います
そうするとチョークの選択肢も広がります
チョークのDCRは意外と測定し難く(というか自分では測定不可)
1.DCR表記のあるメーカーから探す
2.DCを流して減り具合から察する
くらいです、実験が必要ですが値が決まっているだけ楽
CJはここは抵抗でも良いかもとの意見を述べてます
4段目のプレートチョークも同様でB+の調整
近いインダクタンスを持ったプレートチョークを使い
170V の12mAを供給するB+を調整した方が
リプレイスメントを使うより結果早い気がします
その場合はオレンジ左50kを可変にして実験調整決定するかバッサリと50kから分割が楽かも知れません
ゲイン調整
どこかで見た気がしますが多分NEVEかと
この繋ぎ方だと低音と高音を同時に削ってくれたかと思います
もしこれを採用とすると
各プレートB+とカソードVの値は原書にかなり近くなくてはいけない気がします。そう考えるとB+は素直に可変定電圧回路を各個付けたほうが楽かもしれません
定電流回路から定電圧回路で作るのが良いと思います
3.4段目のフィルター
NFBのフィルターが掛かってますがB+の値が変わると青の部分が変わる事になる気がします、ここも抵抗値を調整するより可変定電圧回路で探る方が早そうです
まとめると
1.定電流回路から定電圧回路が各段に必要
2.1、2段目、3、4段目の2つに分けて作成
3.各抵抗値はそのままでチョークも近似値の日本製でB+で調整
4.そこまで行ったらついでにゲインガチャノブもスペック通りで採用
が良いかと
本体より電源がややこしそうです。チョークやトランスの分はSOWTER仕様より安く上がりますが実験がカナリ多くなりそうです。可変定電流回路、可変定電圧回路のリサーチが必要です
ここまで考えておいて何ですが、この回路10インチくらいのスピーカー繋いだら良いギターアンプになりそう、AC30とかのハイファイアンプにギター突っ込んだっぽいバリバリ感好きなんですよね
あとはV76前半と同じ真空管構成のV72ですが結構フィルターが違います。考え方、仕様方法とかが違っていたのかも知れません。
興味深い。。。
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