可変負電圧DC-DCコンバータモジュール

自作でない機材

これから自作される方々へのお勧めの商品があったので紹介します
LT3580INV 可変負電圧DC-DCコンバータモジュール
https://strawberry-linux.com/catalog/items?code=12358
めちゃくちゃニッチなニーズを満たす回路です

どれだけニッチなニーズかというと(真空管アンプ自作に限ってですが)

バイアス調整の為グリッドに掛けるVをC電源と読んでいます
グリッドとバイアスについては林さんが分かりやすく説明されているので省略します
http://hayashimasaki.net/tubebook/tubebook13.html

VariMuコンプを簡単にいうと
或るしきい値を超えたら上記のグリットバイアスを調整し増幅を小さくする
フィードフォワード式やチャージポンプ方式や後のVCA上記を基本的に理解可能です
その為にVariMuの場合は
安定した自己バイアスでは無くC電源を使用する事が多い
グリッドバイアスのし易い多極管を使用
します

既に真空管アンプ自作が取っ付き難いのにその上でC電源とバイアス調整の為電源を作らないといけないので非常に面倒です
デザインに至ってはB,C電源とロードバランス、バイアスの反応を見ながら値を決めなければいけない
ココらへんがぼんやりと見えたところで自分は昔の機材の配線図通りに作ろうと決めました

使う真空管、回路、その値が決まっていても通常、配線図にはバイアス用のC電源値が描かれていないことが多いです
大体の値は使われている管で決まるのですが残りの値が決まっているので計算も可能です
そこら辺は作って使って耳で聞いて決める方が良いかと思います
そこで可変で-Vを作り、筐体へ組み込む為の簡単な負電圧コンバータ回路はないものかと思ってました

商品の紹介
可変負電圧DC-DCコンバータモジュールです
要するに正しかないB電源から-Vの負を作成するモジュール
LT3580を搭載しています。負荷電流は200~300mA程度
合計2,000円程で楽にC電源を作ってくれその上可変出来ます
注文してみたので試してみてその結果を報告します

追記

>現物到着、サイズが小さい!びっくりです

これは良さそうです

因みにテープにもバイアス調整という物があります
テープ素材とバイアスに拠って歪み(=倍音変化)のポイントを選べます
昔のエンジニアはこれでも音質の調整をしてました

アナログと同じ倍音変化のコントロールが出来るプラグインも有る事は有るのですが価格が20万超えます

そのお値段を出しても磁気ヘッドに於ける歪み(倍音変化)を再現はしてくれませんので結果諦めカセットに行き着きました

—–

タイトルとURLをコピーしました