REDD 47 マイクプリ 自作 その2
電源ユニット編です
自分は一体型にするとノイズが出ることが多いので
ノイズの出やすい電源周りは別ユニットにします
今回はKASUGA H12-0429を使います
小さいサイズで160Vの65mAの意外と力持ち
ヒーター用の6.3Vも1AでMT管なら2.3本賄える
1ユニットであれば非常に使い勝手が良い電源です
大飯食らいのビーム管を使う場合は150mA位の電源が必要ですが
プリアンプであればちょうど良い感じです、値段も¥5,600でお勧めです
それをLEADのシャーシP-2に突っ込みます
電源の選択として整流管整流とダイオード整流2つあります
交流を直流に直す整流方法に拠って音が変わります
整流管も大飯食らいなので電源トランスがまた高くなります
音的には整流管がまったりズボーンと抜けて来て
ダイオードが綺麗に細かく広がるモダンな音になります
回路に拠ってあまり変わりがない時もあります
自分はダイオードでも管でもそのユニットのMIX時の使い方に拠って決めてます
Federal AM864 は本家は整流管ですがダイオード電源の音の方が
自分のFedの使い道からすると好みなのでダイオード整流で作ってたりします
交流から直流にした後平滑してB+の作りますが
自分はフェンダー式で作ってます
上の図はFENDERツイードデラックスですが
非常に単純に平滑ユニットとして電解コンデンサを抵抗で繋げるものです
3つ電解コンデンサをまとめたものがJJから出てますのでそれを良く使います
下記右上です
ギターアンプやBA6Aなどは整流管整流で
マイクプリやコンプはダイオードでが多いです
ヒーター用の6.3Vもシャーシ内で交流を引き回すと
ノイズの元にしかならないので直流点火です
2つの整流回路が乗ったユニットはこんな感じになります
手前がヒーター用両波整流、奥がB+用の半波整流
意外とネットに乗ってない電源を取り出す方法ですが
真空管機材を作る上で最初に躓く場所だと思います
一度作ってしまえば使いまわせる別ユニット方式が好きです
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