Western Electric – 141A 真空管マイクプリ自作 その3
外はあまりに暑いので部屋で自作です
WE141 ですが完成です
回路図は下記
音の方は至って普通、アウトプットトランス無しなので低域が微妙に50年代のものとは違う感じ、モダンではない中域が非常に心地良いです
変ですが全体的に古いNEVE(1082とか)を思い出す音
作ってから気づいたのですがあまりに普通な音の為インプットの音色に非常に左右されそうです、出てきた音が非常に60年代だった事からすると古い手書きのタムラインプットで作るべきでした
それなら自分が好きな古いNHK音源的な”とってもHiFi(死語)でかつ明るい、非日常的、ドキドキしないが妙にリアルな音、でもモノラル”の音(細かい笑)が簡単に手に入りそうです
逆にもうちょい60年代後半から70年代に寄せたい場合はStIvesとかUTCのOuncerとかShureとか使えば良いかも、なかなか調整が効きそうです、Shureのトランジスタ機から取ったインプットとか良さそう
もし作られる方がいたら初段6J7のガチャVOL部分はあまり気にせずに可変抵抗で作って値を探しその後決め打ちで良いかと思います
最終段のグリッドB+(抵抗)値も可変抵抗で値を探って決めれば良いかと
不思議に優等生的で古いNEVEが好きな方とかに良い音
歌とか管楽器で中域(中低域)をバッチリ録りたいけどNEVE的な生々しさはちょっと違うと思う人は良いかも
自分だったらコンデンサマイクでこれ使ってバンドとか歌を録ってLA2Aとか1176とかMT管の制限増幅器に突っ込みたい感じのマイクプリです
と考えるといつもは使いそうにないけど1台もっても良いかもと感じるマイクプリが出来ました(意外と気に入ってるかもしれません笑)
手間取りましたが自分定番プリとは違った感じで面白かったです
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