Western Electric 1126 Limiter 考察

Western Electric 1126 Limiter

Western Electric 1126 Limiter

Western Electric 1126 Limiter作成を考察します

初段と2段目は7極管、五極管。最終段は3極管の6j5
リダクションは6H6でアタック抵抗無し

プロ
7極管の音
最終段のカソードにリダクションメーター
最終段は6j5なのでそれほど大きなトランスが要らない
コン
コントロールグリッドから来るスクリーンノイズ

■スクリーンノイズについて■
3極管より音の優れているとよく言われる多極管ですが問題もあります
6j7や6k7や今回の6l7は多極管と呼ばれる管で通常のグリットの他にコントロールグリッドと呼ばれる端子がコントロールの為に付いています。コントロールグリットとは要するに網です。その網を電子が流れていく際にいくつかは網にぶつかり衰退します。そのぶつかり易さをコントロールグリッドに流し込む電圧等でコントロール出来ます

重要なのはコントロールグリッドに電子がぶつかる際にプチっとノイズが出ることです
そのノイズはキチンとアンプを作ればソース音にて潰されほぼ聞こえない程度まで下げれます
がノイズはノイズです

■最終段について■
6v6プッシュプルでアンプを組んだ場合10W程になりその分アウトプットトランスの値段は結構高くなります。ステレオ用ではないバランス600Ω出しという変な注文で巻いてもらうのでまたその上にコストは高くなります。

6v6PPで増幅したコンプを作った場合は約30db以上無駄に捨てます。捨てる分はノイズフロアを下げる為にも約には立ちますが正直無駄です。6v6の滑らかで甘い低音も素晴らしいですが現行のDAWに使うコンプには正直それほどの増幅は必要ありません

その上に6v6PPだと電流と電圧をバカ程食いますので電源トランスも大きなモノが必要となります。そしてデカい電源トランスはまた高いです。その2つのトランス分で約8千円程違ってきます

その上に良い6v6管は高いです。6j5や6c5は長い年月の間に非常に大量生産されたので程度の良いRCA製が1000円/1本で入手出来ますが程度の良いRCAの6v6と言ったら1万円/1本、スムーズな音を求めてメタル管を探すともう大変な金額となります。双3極管の12AU7や12BH7や6SN7等への置き換えも考えれますが音質の差があったりやはり良い音の古い管は高いです。

skのアンプの真空管アンプ作成コストのほとんどが真空管とトランスのコストなのでこの差は非常にデカいです

ので通常の安い3極管で最終段を組んでPPを作成しているこのアンプの音を知りたいのです
その上にWEのデザインです、非常に出音に興味があります

■知りたい事■
通常の3極管のPPの音
アタック抵抗無しの3段増幅アンプのリダクション信号の早さ

そのうちに時間を見つけて実験を開始しようと思います

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