Chess録音と6J7 と6SK7

自分は1950年のChess録音を再現する事を目標としてます
あの音の肝は5極管、6J7 と6SK7の増幅にあるのではと思ってます

1950年にマイクプリ(前置増幅器)を作成していた会社は
RCA、GATES、WE、Stromberg-Carlson辺りでしょうか
それらのマイクプリに共通するものが6J7の多段増幅 でした
自分はRCAのOP-6を選択し作成してみました

では1950年当時のリミッター、制限増幅器はどうでしょうか
図面が残っているモノから会社はRCA、Federal、GATES、Raytheonがあります
それらに共通するものは6SK7、PPでした
自分はRCA BA6AとFederalを選択し作成してみました

こちらは先日完成のBA6Aのクローンテスト音源です
https://soundcloud.com/shoonbassjp/ba6a-test-2
録音はリボンマイクにOP-6クローン 1トラックのみ
そのトラックにBA6A+ハイパスローパスだけです

元トラックを比べないと分からないとは思いますが
ハーモニカの倍音が3つに分離して聞こえると思います
これがLittle Walterのハープ録音で良く聞かれる音です
なかなか今まではこいつが録れないし膨らまなかったです
でもやっと録れました、そして膨らみました

やはりあの音の再現に6J7 と6SK7は必要だと思います
その他リボンマイク、テープエコー、インプットトランスでの歪み
そこら辺も重要になってきますが基本は5極管増幅が肝

澄み切った12AX7ではあの頃の音は出せないみたいです
NeumanやC38、Neve、Neotechの音も大大好きですが
このまま残りの人生を5極管と共に生きるのも良いかなと思ってます

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