今回は電源系、非常に地味なブログ記事です
真空管マイクプリやコンプを自作となると
今現在どんな電源が手に入るのか?
少しでも参考になればと思います
右上黒の春日KASUGAトランスのH12-0429
シングルCHのマイクプリなどに最適かと思います
ヒーターが6.3V1A B+は整流平滑して200V程が取り出せます
6千円程で1CHに丁度良い電源が取れます
正直古い時代のRCAやGATESなどの6J7や12aX7辺りのプリ回路は低めの90V辺りをプレートに入れている事が多かったりしますのでこれで丁度良かったりします
整流管の音がほしいとなると
左下の東栄の電源トランスTYPE P-60Bもお勧めです
ヒーターが6.3Vを2.5Aも出せます
ので2chのマイクプリを作るのに丁度良いです
小型で取り回しやすい5000円程のリーズナブルな電源です
例えば2chの6J7>6c5のプリだとヒーターは1.2A、B+は35mA前後
B+が大きく320Vと250Vですので最終段はビーム管12BH7も使用可能
が60mAなのでその場合は1CHのシングルが限度となると思います
自作ALTEC436,LA2A,Federal AM864の場合
左上のEDCORのXPWR136-100が良いかと思います
ちょっとお値段がしますが
6.3Vが2Aで使いやすくB+も60mAで良い感じです
500Vで出て来るので平滑でちょっと叩かないといけません
右下は地味で無名なロシア整流管6C5Sです
非常に使い勝手が良いです
ヒーターが6.3V(0.6A)最大70 mA許容AC400VまでOK
ただ平滑1段目が4.7ufでなければいけないという縛りはありますが
ネットで探せば安くて500円で買えるのも魅力です
あまりPINアサインがネットに無いので上げて置きます
同時に2台のLA2Aも開腹しパーツ交換中です
自作LA2Aなのですが
良くオリジナルやビンテージと較べてどうですかと聞かれます
回路がシンプルで十分自作でも良い音が出ると思います
自分はラッキーな事にオリジナルに使われていたトランスのUTC A11とA24を使ってますので正直大差ない様に感じます
LA2A自作をネットで検索すると
自分の他にもう一人ヒットする方がいますが
なぜか見た感じ最終段をカソードフォロアにしている様に見えます
ゲインを下げ使い易くしてるのかなと思ってますがどうなのだろう?
ちょっと理由が気になるところです
秋の夜長の地味な作業のブログでした
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